吉住単独公演『朝焼けのメリーゴーランド』をみた

だらだら長い文章のはじまりです。10月26日はまるネコ堂芸術祭の作業日だったけれど、早めにあがって、大阪にむかったのだった。お笑い芸人の吉住さんの単独公演を観るためだった。この下半期、いろんな公演のチケットをとりすぎてしまったような気がして(ほぼ宝塚だけど)、ちょっと後悔…はしていない!全く後悔はしていない!あかりちゃんの退団公演と重なってしまったから、しょうがない!

お笑いの単独公演に行くのは初めてだった。実は数年前まで、「お笑い芸人の単独公演ってなに?」状態だった。コロナ禍で配信が増えてから、知るようになった、と思う。

せっかくなので、誰か誘ってみようかなと考えたけれど、誰をさそっていいかわからなくなった。交友関係がそもそもせまい。そのせまい中でお笑いを一緒にみてくれそうな友達はほぼいない。ひとり、思い出した。高校時代、同じ美術部の部員だった友人ヒロコのことだった。彼女は高校時代から生粋のお笑いファンなので、誘うかどうかすごく迷った。休みの日に足繁くなんばグランド花月に通う女だ。昨年末、久々に会って一緒にお酒を飲んだときのことを思い出した。たしか、最近好きなお笑い芸人の話をしてくれたのだけれど、マユリカが好きとか、紅しょうがが好きとか、そんな話をしてくれた気がする。うーん、そこに吉住さんの話は一切でてこなかった。ピンよりコンビか。コントより漫才か。人力舎より吉本興業か。いろいろ考えているうちに、めんどうになってひとりでいくことにした。あきらめた。今度会ったら好きかどうかきいてみる。

笑えるかどうかって、とてもデリケートで、人によって全然ちがうから、難しい。わたしは吉住さんのネタが大好きだけれど、全く笑えないひともいるだろう。人気のお笑い芸人でも、わたしはまったく笑えないなという人もいる。(ちなみに、わたしは昔から吉本新喜劇が苦手で、あんまり笑えない。)笑えるかどうかの感覚って、自分のどういう感性と結びついているんだろう。よくわからない。映画や舞台のコメディ作品も同様に、笑えなくて、しらけてしまって楽しめない作品もあるし、ゲラゲラ笑ってしまう作品もあるし、これってどういうことなんやろうと思う。

ちなみに、吉住さんの公演はひとりでくるお客さんが多いと聞いていた。でも、客席をみたかんじでは、だれかと一緒にきている人も結構いたように思う。


ポスターがとてもかわいかった!

今回の単独公演も、前回同様、東京と大阪、2箇所で開催された。なんと、東京のほうが舞台セットが豪華だったようで、大阪の舞台は非常に簡素なものだった。本当は大阪でも同じセットで公演したかったらしいが、予算の都合上難しかったみたい。(ちなみに、簡素な舞台装置でも全く問題なく、最高のパフォーマンスだった。ピン芸人としての技術すごい。)

パンフレットも購入した。さらば青春の光の森田さんとの対談が掲載されていたのだが、なんと自分で文字起こししたと言っていた(そして、後輩に頼めばよかった後悔したとラジオで言っていた)。吉住さんのかわゆい直筆サイン入りのパンフレットだった。

自分のやりたいネタをやることと、観客全体の満足度をあげるためのパッケージづくりとのバランス。集客の難しさ。もうすっかり売れっ子だと思っていた吉住さんでも、自由自在に単独公演ができるわけではないことを、今回、パンフレットの記事やラジオでのトークで知った。東京03みたいになれるひとは、一握りの人なんだろうな。でも、どうにか単独公演をやり続けたい、もっといい作品を作りたい、面白いと思われたい、売れたい。お笑いに対する、吉住さんの素直な気持ちが至るところから滲み出ていて、わたしはすごく感激した。表現に対して、欲望に素直なひとが大好きだ。


公演後の吉住さん。「次回もわたしの単独公演にくるために、みんな健康でいてねー!」と、かわいい笑顔。

会場はHEPホール。大阪での集客は難しいらしい。そんな中、きてくれてありがたかった。


とても長いブログになってしまった…。もっと短い文章の記事をたくさん書きたいのに。
配信は現在も販売中らしい。DVDもいずれ発売されるだろう。必ず購入して、改めてじっくり研究したいです。コントは他の芸人の作品もいろいろみてみたい。お笑いについては、また改めてゆっくり考えたいなぁ。





 

コメント