いよいよ明日は、宝塚大劇場での千秋楽
別れの季節。千葉ロッテマリーンズから公式発表があった。佐々木朗希くんがポスティングによるMLB移籍手続きを開始することになったとのこと。メジャーリーグに挑戦するということだ。公式サイトに掲載された発表には吉井監督のメッセージも添えられていた。リスペクトと親心がにじむコメントだった。
マイナー契約からのスタートになる。今頃Xという名の汚れた川はヘイトで溢れているだろうから、近寄らないようにしている。朗希くんは25歳に達していないので、球団が得ることができるポスティング譲渡金は低くなるし、何より戦力的にも相当痛い。通常、25歳未満での渡米は球団が許さないだろうし、25歳まではマリーンズにいると思っていたのでびっくりしたけれど、選手としての野球人生は長くないから、本人の意向が尊重されてよかったと思う。または、もともとそういう契約だったのかもしれない。それはわたしたちにはわからない。どんな事情があっても、朗希くんはマリーンズのスターだから、世界で活躍しているところが見たい。でも、マリーンズのユニフォームを着てマウンドに立つ姿は、もうみることはできない。
明日は、宝塚歌劇団花組公演『エンジェリックライ』/『Jubilee(ジュビリー)』の宝塚大劇場千秋楽だ。その後東京での公演となるので、一旦、明日で一区切りとなる。ちなみに、千秋楽の日は、退団者の挨拶がある。東京宝塚劇場の大千秋楽はもちろんのこと、宝塚大劇場での千秋楽でも退団の挨拶を行うことになっている。つまり、あかりちゃんの退団の挨拶がある。袴姿で階段を降りて、花束をもち、ファンに向けて退団の挨拶をする。
あかりちゃんは、来年1月に退団したら、もしかしたら、もう表舞台には戻ってこないかもしれない。そんな気がする。本人の退団についてのお話で、はっきり明言はしないものの、何度かそう感じる機会があった。体力的にもハードな公演を長年続けて、他の世界を見てみたくなるもの自然なことだと思うし、もう一生あかりちゃんの歌が聞けなくなっても、それはしょうがないと思っている。それぞれの人生がある。
先週もあかりちゃんを観に行った。宝塚大劇場であかりちゃんを観る最後の機会だった。B席だったので、遠かったが、オペラグラスをできるだけ使わないようにした。舞台上での佇まいをよく観ていたかった。花組の一員として、全体の中で、どんな佇まいをしているか、しっかり観ていたかった。遠くからでも、あかりちゃんがどこにいるかすぐわかるので、問題はないのだ。
泣くかなと思ったら、全く泣かなかった。わたしはずっと幸せな気持ちで舞台を見ていた。舞台全体としても、千秋楽が近づき、クオリティも上がり、みんなが仕上がってきている状況で、あかりちゃんもかなり仕上がってきていた。あかりちゃんの最大最強の持ち味は歌だ。歌声がとにかくロマンティックで、宝塚そのものというかんじがする。その日は、特に、歌が最高の日だった。あかりちゃんのコンディションによるものなのか、こちらの集中力によるものなのか、別れを意識してこちらが過敏に受け取っているだけなのかもしれないけれど、あかりちゃんの歌は素敵だなぁと、とても幸せな気持ちになった。ちなみに、その数日前の公演では、ファンの情報によると、あかりちゃんは泣きながら歌っていたらしい。別れを示唆する歌詞が多く割り当てられている。あかりちゃんも実感しているのだと思う。
その日は、そのまま幸せな気持ちで帰ってきて、幸せな気持ちのまま寝た。でも明け方目が覚めて、少し泣いてしまった。
泣いたのはそれっきりで、あとは何事もなかったかのように日常生活を送っていた。あかりちゃんのことで、めそめそする日はなかった。劇場の空気が自分の中に残っている間は、幸せで、寂しい気持ちになっていた。明日はヅカファンの友達の家に集合し配信を見る予定だ。友達もいるし、そんなにとりみだすことはない気がする。わからない。
千秋楽までにあかりちゃんに手紙を1通送りたかったけれど、書けなかった。千秋楽が終わったら、書こうと思う。あかりちゃんが元気に大千秋楽を迎えられるように、祈りながら、書く。

コメント