【音楽】倉地久美夫ポエトリー・リーディング
彦根で「倉地久美夫ポエトリー・リーディング」が開催されたので、行ってきた。場所は、彦根城のお堀近くにある和風礼拝堂の、スミス記念堂だった。音楽は、ASUNA。企画は彦根の山の湯。わたしは、倉地さんのことも、ASUNAさんのことも全く知らなかった。調べてみたら、すごいひとたちだった。特に、ASUNAさんの作品は、好きな感じだった。今回、倉地さんが詩を朗読し、ASUNAさんが音楽をつけ、しかもその場で録音し、後日コラボレーション作品として発表するらしい。録音するんだ!面白そうだなとおもって、山の湯(半月舎)の御子柴さんに連絡したら、めちゃくちゃ良いと思いますよ!とのことだったので、申し込んだ。わたしは、御子柴さんのおすすめをすごく信頼しているんです。実際、とても楽しかった。倉地さんの詩の朗読は、登場人物によって声が変わる。その使い分けが面白かった。クラシックな声質が、空間の雰囲気にすごく合っていた。朗読中、倉地さんは、動き続けていた。詩の書いた紙をめくったり、床に落としたり、拾ったり、スタンドマイクを左右上下に動かしたり、一連の動きは、自然に発生したものなのか、パフォーマンスなのかわからないけれど、次はどんなことが起こるのか、どんなことばが出てくるのか、スリリングだった。
朗読される詩は、文字で読む以上に、ことばが均一に身体に入ってこない。みんなそうなのか、自分がそういう傾向なのか、誰かに聞いてみたことがないからわからないけれど、わたしの場合、一般的な音楽を聴く時もそうで、歌詞が流れで入って来づらい(もちろん、がんばって集中して聞けば、それなりに認識はできる)。歌詞がひとつのストーリーになっていても、そのとおり認識するのが苦手で、印象に残るフレーズとそうでないフレーズがあり、でこぼこするので、ばらばらに印象に残る。今回もそういう状況になったけれど、詩はそれでもいいなと思う(勝手にそう思っている)。自由に聞いた。印象に残ったフレーズを頭の中でリフレインしながら、楽しんだ。ラップのシーンもあった。ほんの数フレーズだったけれど、すごくかっこよかったから、もっと聞きたかった。
今回、HORA AUDIOのスピーカーが使用されており、礼拝堂のあちこちに設置されていた(10個あったらしい!)。いろんな種類のスピーカーが、いろんな場所に設置されている様子も、すごく素敵だった。10個もあるので、スピーカーを通じて、音楽と声が、礼拝堂のいろんな場所からばらばらに聞こえてきて、不思議な空間になっていた。ライブ後、HORA AUDIOの青柳さんに、このばらばらに聞こえてきた音についてたずねたら、実際は、RとLでしかわかれていなくて、礼拝堂内で音が反響することで、そういうふうにばらばらに聞こえる状況になったとのことだった。青柳さんご夫婦と会うのは2年ぶりくらいだった。久々にお話しできて、とてもとても嬉しかった。
30日にもライブがあるそうで、倉地さんとASUNAさん、それぞれソロでパフォーマンスするらしい。行きたかったが、宝塚を観る日だった。あかりちゃんに会いに行かなきゃいけないので、行けない。そして、30日のライブでも録音するらしい。どんなかんじになるんだろう。コラボレーション作品が完成し、発表されたら、聴いてみたいな。
年末はいつも、ちょっとだけ寂しい気持ちになる。そういう気分に合う、癒される、詩と音楽だったと思う。
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