250326 名古屋の感想ー②

3月は2度、名古屋に行った。1回目に名古屋に行ったときは、うまくスケジュールを組むことができず、名古屋市美術館で開催されていたフォロン展には行くことができなかった。ON READINGで当時開催していた、木村和平 写真展『フォロンを追いかけて touching FOLON』は見ることができた。フォロン展にあわせて『フォロンを追いかけて Book1』『フォロンを追いかけて Book2』という本が出版されている。Book2のほうは、木村和平さんの写真と大崎清夏さんの詩で構成されており、写真展はこの本にまつわるものだった。ON READINGには、本に収録された写真、未収録の写真、あわせて15点展示されていた。小さくプリントされて(本に掲載されている大きさと一緒くらい?)、額に入れられていた。きちんとした装い。ぎゅっと濃縮された密度のある写真。フォロンのことはもともとよく知らないし、展覧会も行けていない状態だったので、ただ写真を楽しむ気持ちで見に行った。木村さんの写真は、いつの時代の写真なのか時代の空気感がよくわからない雰囲気があるから、フォロンと関わりのあったまちの写真も、アトリエと思われる部屋の写真も、フォロンが生きていた時代の写真ですよといわれればそうかもと思えるし、つい最近撮りましたといわれればそれも納得できるし、ずっと見ていると時空間に放り出されたような気分になってくる。木村さんの写真をひととおり見終わったあと、『フォロンを追いかけて Book2』を実際に手に取ってみた。本には、木村さんの写真の並びにフォロンが描いた作品が挿入されおり、時空間の中にフォロン(空想旅行案内人)が時折現れて、追いかけっこしているような構成(まさに、タイトルのとおり!)になっていた。本の中の木村さんの写真からは、フォロンの気配がする。いいかんじの本だった。ひとまずBook2だけ買って帰った。木村さんの過去の写真集も販売されていて、購入するのはさすがに我慢したけれど、じっくり眺めることができて嬉しかった。木村さんの写真集は、またいつか。

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