250525 佐内さんの個展

金曜日、有給をとることができたので、佐内さんの個展を見に行った。場所は神戸のTHE BOOK END。曇り。ちょっと遠かった。

   

   
東京のVacant/Centreで行われていた個展『展対照 第二部』の巡回展だった。1月にbook obscuraで佐内さんの写真展を見たときに、チラシをもらって、いきたいなぁと思っていたものだった。book obscuraでの展示とは全く違うかんじになると思うよ、と佐内さんがおっしゃっていて、どう違うか見たかった。1月の展示の写真は、吸い込まれそうな濃密な写真だった。展示写真の数も絞られてた。個展では、枚数を増やすつもりとおっしゃっていたので、濃度の調整がされるんだろうなと思っていた。

今回の個展の写真は、一部を除き、1枚ずつ、特注の透明のアクリルのフレームに収まっていた。今回もすべて佐内さんがひとつひとつアトリエでプリントした写真らしい。30枚くらいあった。アクリルのフレームの中で、写真の角が丸まっていたり、位置がずれているものがあった。それを良しとした、むしろ歓迎している展示だった。写真を生き物のように扱っている。アクリルのフレームは写真たちの部屋のようなものだった。フレームがばちっと美しく並んでいるので、その中で写真がずれたり丸まっていても、展示の雰囲気は一切損なわれない、むしろ程よい抜け感になっていて、ああ、佐内さんの写真だなあ、いいな〜という気持ちになった。

わたしが好きな写真もあった。『写真がいってかえってきた』にも収録されている、保険会社(と思われる)の店舗を正面から撮影した写真。book obscuraで展示されていたものは、幽霊感が強い写真だったけれど、今回展示されていた写真は、サイズも小さく、雰囲気もゲームの中の世界みたいで面白かった。写真集の写真とも質感が違うし、どの写真もそれぞれいいなと思った。写真と展示の雰囲気は、全体的に、穏やかだった。

写真集のサンプルもゆっくり見て帰った。特によく見たのは、『Custom Chair Album』、『フラワーロードの世界』、『島島』。book obscuraでも拝見したのだが、あの日は店内に佐内さん本人がいたので、そわそわして、気もそぞろだった。どの本も前回見た時と印象違った。写真集は何度も見て楽しむものなんだろうなと思う。公式オンラインストアでも売り切れる写真集が増えてきているので、欲しいなら早めに買わなきゃいけないけれど、決めきれず、何も買わずに帰った。家に帰って、100sのアルバム『世界のフラワーロード』を聴いた。写真集『フラワーロードの世界』は、『世界のフラワーロード』と同時発売されたものだ。わたしはこのアルバムが結構好きだ。






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