250621

数日前まで、この日は雨が降るかなと思っていたけれど、晴れた。早めに集合場所に着いたので改札前の椅子に座ってスマホで漫画を読んでいた。弔問の日。弔問は初めてだったので、事前にLINEグループで一緒に訪問する友達たちと当日の持ち物や流れを確認したり相談して準備した。お供えは近所の和菓子屋で買った。ひよこ豆のお菓子とハーブティーを箱に入れて包んでもらった。ぐっさんが遊びに来てくれたら一緒に食べたいと思ったものを買った。何度か一緒に行ったことがある店だ。今でも連絡したら、すぐ返事が返ってきそうだし、ふらっと遊びに来てくれそうな気がするのにな、と考える。
お家まではバスかタクシーで行く予定だった。椅子で少し休んだあと、ロータリーに向かったら、ひろこがすでに到着していた。白い半袖のニットを着ていて、爽やかお姉さんの装いだった。ひろこの顔をみたら、思わず、店開いたらすぐビール飲みに行こうよ!と言いたくなった。なぜかわからないけれど、お酒を飲もうよといいたくなる人だ。今度ワインをもってご自宅に突撃しようかな。

タクシーで向かった。玄関先でまずご家族に挨拶をする。祭壇のある部屋に通してもらう。遺影。骨箱。写真。花。お供物。現実なんだ、と思うと同時に、ほんとうに現実なのか?とも思った。わたしたちはこうやって生きているのに、なぜあなたはいまここにいないのだろう。線香をあげて、祭壇の前で手を合わせたとき、やっとはじめて、少しだけ、実感が湧いた。儀礼を通して現実を理解する。

アルバムを見せてもらった。その中にぐっさんが高校時代に描いた油絵の写真があった。こんな絵描いていたなあと懐かしくなった。みんな当時どんな絵を描いていたっけ。

用事があるのでわたしは早めに退席した。弔問のあと、他のみんなはファミレスに行ったみたい。グループLINEで何枚か写真が送られてきた。他の日に弔問に行った子たちもきていたようで、その子供たちも一緒だった。賑やかそうだし楽しそう。お子さんが書いた七夕の短冊の写真も送られてきた。ファミレス内に笹が設置されていたので、ねがいごとを書いて飾ったようだった。「みんながながいきしますように」「みんながげんきにすごせますように」と書かれていた。次は9月に集まる予定。生きてまた会おう。


   











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