250727

楽しみにしていた遠征が終わって寂しい。寂しさを一番感じるのは帰りの電車の中。子どもの頃、母方の祖父母の家から帰るとき、いつもこういう気持ちになった。ちょっと泣きながら帰りの電車に乗るときもあった。こういう気持ちがまだ自分に残っているのが、ちょっと嬉しい気もするが、寂しさは煩わしいものでもあるし、ないほうが楽だと思う。
家に帰ると生活が流れ込んできて、寂しさは上書きされる。雑務の力はすごくて、荷物の整理をしたり明日の準備をしていると、いつの間にか生活にもどっている。寂しい気持ちがどうなるかというと、上書きされても、遠くに残っている。

東京都写真美術館で開催中のルイジ・ギッリ展がすごく良かった。ギッリの写真をまとめて見るのが初めてだった。図録は完売していて、予約受付をしていた。オンラインで買う予定をしているので、手元に届いたら、図録を見ながらゆっくり振り返りたいなと思っている。見るのに夢中で展示風景を撮影することを忘れてしまっていた。ロッシのアトリエの写真だけは1枚だけ撮った。

ギッリが撮影した、雪景色の写真を思い出している。

寒いのも雪も好きではないが、ギッリの写真の雪景色を見ていると、この風景になってしまいたいなぁという気持ちになってくる。好きな写真を見るとたまにそういう気持ちになる。アルド・ロッシの建築についても、実物は見たことはないが、建築の写真を見ていると、たまにそういう気持ちになる。ギッリの写真は色彩がとても美しいけれど、曇り空の写真も魅力的だった。色彩の扱いがうまいから、曇り空も美しく表現できるということなのだろうか。


   







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