2025年10月 − 03
はじめて銀座の蔦屋書店に行った時、写真集の品揃えに圧倒されて、地方に住み、地方でサラリーマンとして働く自分など写真はお呼びでないのだ、という、少しだけ寂しい気持ちになってしまったが、いまはそんなことは思わなくなった。
3連休の2日目、いつ帰るかを決めず、自分が居たいだけ居ようと、京都市内をうろうろしていた。写真集をいろいろみたい気持ちがあったので、大きい本屋さんを梯子して帰ろうと思った。
烏丸御池駅から歩いて京都BALまで歩き、丸善にて写真集コーナーをチェックする。海外の写真家の写真集は少ないけれど、日本の写真家の写真集は、一般まで名前が知れ渡っているような超著名写真家以外の作品も置いてあって、サンプルで中身も見ることができた。気になっていた吉田亮人さんの写真絵本シリーズもあったのですべて確認した。庭師のお話の絵本を買って帰ろうかな、と思ったけれど、一旦やめた。
この頃には18時をまわっていて、そろそろ家に帰ろうかなと思ったけれど、もう少し本を見たい気持ちがあったので、高島屋の蔦屋書店に行くことにした。初めて行く。
たしか、高島屋は数年前にリニューアルした。リニューアルしてから高島屋には行っていない。四条河原町の交差点にある阪急百貨店と高島屋、四条通り沿いの大丸は、昔おじいちゃんによく連れてきてもらった。おじいちゃんは、デパートと洋服が好きなひとで、初孫だったわたしは特別可愛がられ、年に何回か、デパートで洋服を買ってもらったり、ごはんを食べたり、屋上で遊んだり、たくさん思い出がある。一緒に行けなくなってからも、お小遣いをくれてそれで服を買いに行ったりした。おじいちゃんが亡くなる年に買ってもらったワンピースがある。今の自分には似合わない服なのだが、それは捨てられずにいる。
蔦屋書店は高島屋の5階、6階にあった。フロアマップを確認し、写真集コーナーに直行。銀座の蔦屋書店ほどの規模感ではないが、海外の写真家の写真集(洋書)のコーナーもちゃんと設けられていて感激した。近隣の大型書店で、海外の写真家の作品を豊富に扱っているところがない(大阪、神戸あたりまでいくとあるけど)。個人書店では扱われているが、書店ごとに限られたラインナップになるので、写真の勉強をし始めたわたしとしては、一度にいろいろ見比べられる場所が必要で、それが京都にあるのは、とても嬉しいことなのだ。トッドハイドもスティーブンショアもヴォルフガング・ティルマンスもちゃんと置いてある。サンプルもある!
10年くらいかけて、写真史に残るような重要写真集を100冊揃えよう、という計画を立てていて、いまは特に超重要なスタンダード写真集を物色中だった。スティーブンショアの『Uncommon Places』を買うかどうか迷っていたが、サンプルをみて、今すぐ欲しい、家でゆっくり見たいとめらめら気持ちが上がってきたので、買うことにした。いまは、ロードトリップものが好きだ。そういえば佐内さんの写真集もロードトリップっぽいな。『写真がいってかえってきた』は写真がロードトリップしているみたいな作品だもんな。
すごく重くて大きい本だったが、ネットで買うと送料がかかるから、頑張って持って帰ることにした。丈夫な袋に入れたかったから、ショッパーも買った。1枚50円。
ビニール傘をどこかに置いてきてしまったので、両手があいていた。
コメント