2026年1月 − 11
雪は30センチほど積もった。明け方の、気温が下がった時間帯に一気に積もったみたい。膝下まであるぴったりめの長靴を履いて、いつもより早めに家を出て会社にむかった。歩道には雪がたまりやすく、ガードレールなんかあると、40〜50センチくらいたまっているところもある。雪を足でかき分けながら進む。少し進むと、誰かが雪をかいてくれていて、歩きやすくなっていた。歩道の中にできた、1人くらいは通ることのできる幅の道。いつもより狭くなった歩道、すれ違うひとと譲り合いながら歩く。集団登校している小学生たちが歩いてきたら、優先的に歩いてもらう。傍に避ける大人たち。毎年お決まりの風景。1年でいちばん寒い1ヶ月のはじまり。これが過ぎたら春がくる。
歩道を歩く人も、車道の車も、みんな慎重にゆっくり進む。雪のせいで、しん、と静かな空気。雪の日は、時間の流れ方がいつもと違う。これくらいのゆっくりしたかんじは、とてもいい(でも、寒いし生活しづらいし、そのほかは全くいいところがない)。
今日も少しだけ、絵の具を使って練習した。何年か前に撮った失敗作のチェキと、モノクロプリンターでコピーしたものを使ってやってみた。わたしは、練習と思って取り組むと、写真がつぶれるくらい塗ってしまう。やりすぎてしまう。
昨晩、家の窓枠にインスタントカメラを置いて、窓から見える夜の雪の風景を撮ったら、思いのほかうまく撮れて、すごく嬉しい。もしこの写真に手を加えるとしたらどうするかな、と考えてみたけれど、もったいなくて、描けない気がしてきた。インスタントカメラを使って撮った写真は、たった1枚しかないから、すごく可愛くみえる。写真に絵を描くのは、お手製のフィルターをつくるような遊びの気持ちもあるが、写真に対しての執着心を切り離すためにやりたい気もしていて、そうなると、失敗作で練習していても意味がいない気がしてくる。次はどんなに気に入ってもぜったい加工するぞ、という気持ちでインスタントカメラで写真を撮って、練習しなくてはならんと思ったのだった。
ただの塗り絵にならないようにしたいけど、どうしたらいいかまだよくわからない。
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