2026年1月 − 12
京都はすごく天気が良くて、気持ちよかったから、画材を買にいく前に、気になっていたギャラリーの展覧会にいくつか寄った。ノナカ・ヒル京都で、やまなみ工房・川内倫子さんの展覧会「自分が自分であるだけでいい場所」。ギャラリーヒルゲートで、「第34回 折々の作家たち展」。パープルで、若山忠毅さんの個展「閾|Threshold」。
ノナカ・ヒル京都には初めて行った。町屋をギャラリーに改装した、めっちゃパリっとしたギャラリーだった。説明は最低限に、作品を静かにみる構成。川内倫子さんが制作したやまなみ工房を取材した映像作品(写真集も作られている)が、語る役割を担っている。すごくちゃんとした展示だったけれど、今回いろいろ気になったことがあった。これはわたしが勉強不足なところでもあるので、軽率に言えないし、勉強した方がいい。
ギャラリーヒルゲートの展示は、ギャラリーにゆかりのある134人の作家が一同に揃うお祭りみたいな展示。作家の年齢もおそらくばらばら、洋画も日本画も陶芸も写真も版画もあって、空間が目一杯埋まっていた。梅津庸一さんの作品目当てで行ったが、楽しかった。海老名のパープルルームギャラリーの展覧会のチラシもあって、持って帰りたかったけれど、最後の1枚だったから、遠慮した。
パープルは、少し距離があったので、行くか迷ったが、twelvebooksのデッドストック本の販売もしている期間中だったこともあり、ヒルゲートで展示を見たあと、歩いて行った。若山忠毅さんの個展の作品は、成田空港付近で撮られた写真。住宅地や農村風景、建設途中の何か、ぽっかり空いた空き地などから垣間見える空港(国家)との関係を、今まで語られていた文脈ではなく、イメージを再構成することで、別空間を立ち上げるような取り組みとのこと(ホームページの紹介文を参照して書いている)。写真で切り取ることでしかできない表現。成田空港には何度か行ったことがあるけれど、空港の周辺を歩いたことはない。でも、なんだか見たことのある風景に見えた。きっと日本の郊外には、こういう場所がたくさんあって、自分もよく触れているんだろうな、当たり前の風景になっていて見過ごしているんだろうなと思った。デッドストック本は、アラーキーの写真集を買うか散々迷って、結局買わずに帰ってきた。ほんとうは、『ポラート』という、ポラロイドの作品がたくさん載っている写真集がほしくて、探している(もし見つかっても、価格は高騰しているんだろうなあ)。
よく歩いたので、ひとりでも入れそうな飲み屋の前を度々通りかかった。昼間から開いていて、一杯だけのみたい、と何度も頭をちらついたが、がまんした、画材を買わねばならなかったので。とくに、美味しいナチュラルワインを、久しぶりにのみたい。
コメント