2026年5月 − 11
この数年、ひとりで出かけることが多くなった。もともとひとりで出かけるのが好きということもあるが、友達たちは、家庭があったり、遠方に住んでいたり、なかなか会えないことが多いという事情もある。
たまたまイベントで出会った子どもに、ひとりで来ているの?どうして子供がいないの?と聞かれてどきっとしてしまった。その子が出会う大人は、誰かのお父さんやお母さんであることが多いのだろう。子供がいない大人もいるよ、お父さんやお母さんを含めていろんな人がいるんだよ、ということがうまく言えたらよかったけれど、世の中の当たり前を突きつけられた気がして、なんだか気まずい気持ちになって、言い淀んでしまった。
わたしが普段ひとりで出かける場所は、子供と行きにくいところが多いし、子供と行きやすい場所のなかには、大人ひとりだと行きにくいところもあり、わたしは行かないことが多い。生息域が違っていて、互いに見えない存在になってしまうということが、こういうときによくわかる。
10年くらい前には、結婚しないの?早くしたほうがいいよ、とか、子供はいたほうがいいよ、ほしくないの?、とか、周りからめっちゃ言われたり聞かれたのだが、最近はほとんどそんな質問をされなくなった。わたしがそれなりの年齢になったので、聞きにくいんだろうなと思う(もしくは、それを聞いてくる人たちが欲しい回答をしないからかもしれないが)。子どもは素直に、よくわからないことを直球で聞いてくる。ちょっと困ったけれど、新鮮。
あれからしばらく考えていた。どうして、という問いについて。どうしてなんだろうな。わかんないよな。意志があったり、成り行きだったり、ちいさな選択と出来事の積み重ねで生きているのだから、なんでだろうね、わたしもわかんないや!っていえばよかったかもしれない。
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